太陽光パネルの汚れによる発電量低下
現在、 太陽光パネル市場は日本をはじめ世界中に急速に広まりつつあります。
日本の1日あたりの平均日照時間は約5.5時間と言われています。
海外に目を向けても、アメリカの西海岸や中東地域など、平均日照時間が長い地域では太陽光発電施設建設が積極的に進められているのと同時に、太陽光発電パネルの汚れによる発電量低下が世界的な課題として認識されています。
中東では砂汚れによって~20%発電量が低下している現状があり、アメリカのカリフォルニア地方でも16%低下の数値が出ています。
佐伯塗装ではソーラーセルフメンテコートによる対策に取り組んでいます
ソーラーセルフメンテコートは超親水セルフクリーニング・帯電防止防汚の機能をもった、太陽光発電パネルの汚れを防ぐ(防汚)塗料です。
ソーラーセルフメンテコートの主な効果
- 帯電防止機能
- 汚れがつきづらく、落ちやすい
- 常温速乾
- コーティング後、速乾し、即効果を発揮
- 超親水性
- 雨・流水だけで汚れを洗い流す
- ハードコート
- 酸性雨なども簡単クリーニング
- くもり防止
- 窓ガラス、ミラーなど超親水で視界クッキリ
- 高透明・低屈折
- 反射・映り込みを抑制し、可視光透過率低下防止
大手メーカーによる耐候性試験結果紹介
実験項目 | コート無し | SSMC※ | H-GB※ | |
---|---|---|---|---|
初期 | 表面抵抗値(Ω/□) | - | 6.2E+09 | 5.8E+09 |
可視光透過率(%) | 90.3 | 91.9 | 92.9 | |
接触角(°) | - | 0.0 | 0.0 | |
耐久性 試験 | 表面抵抗値(Ω/□) | - | 4.0+E08 | 7.5E+08 |
可視光透過率(%) | - | 90.7 | 92.2 | |
接触角(°) | - | 12.6 | 3.3 |
耐候性試験内容
・室温85℃湿度85%下で1,000時間の耐候性試験=10年~15年相当
(加工用製品として採用するかどうかを判断する厳しい基準の耐候性試験)
・ナトリウムイオン等の溶出による膜表面の劣化状況を下記3項目で確認する。
- 表面抵抗値=帯電防止性能
- 可視光透過率=透明性
- 接触角=超親水性
合格評価基準
・表面抵抗値 :10 10Ω/□ 以下 → 10 9Ω/□ ~10 8Ω/□ → 合格◎
・可視光透過率 :90%以上 → SSMC:91.9%~90.7%
H-GB: 92.9%~92.2% → 合格◎
・水滴接触角(°) :20°以下 → SSMC:00°~12.6°
H-GB: 00°~ 3.3° 合格◎